チャットで時折酔っ払いのガールズ・トークが見られるので、チェックです。ここでの例文はすべて女子(いい歳したガキではない)同士で話されているものです。

"You want my tenticles?"
直訳すると「あなた、わたしの触手がいる?」
なんとなく、意味はわかりますね。 “tentacle” そのものは動物学、植物学的な表現で変な意味合いはないのですが、変な文脈で使うと、少しニュアンスが変わってきますね。
ちなみに、「生殖器」という意味はないので、どう転んでもモロな意味にはなりません。
それで、上の意味合いを表現すると「触ってほしい?」という感じになります。 ニュアンスとしては「(私の絶妙なスキルで)触ってほしいの?」ということですね。
上のように女子の間で話されていると、なんか生々しく感じます。 男女間での会話だと、少しキモいかもしれません。
tentacle(テンタクル)の真面目な使い方と意味
“tentacle” そのものは専門用語に近い単語で、頻繁に使われるものではありません。 外国人同士(英語が母国語でない者)で使ったとしてもイマイチ意味不明の会話になるかも知れません。
“tentacle” は触手、触腕、触角のことですが、昆虫の触角のことではありません。イソギンチャク、タコ、イカやカタツムリなどの節のないものを指します。 イメージとしてはヌメヌメした感じのスライム感があるもので、長さが伸び縮みするものです。
それから派生して、遠くにあるものを、知られずにしっかりとつかんで離さないもの、その仕組みのことを指すこともあります。食虫植物が昆虫を捕らえるときに使う粘毛、腺毛、触毛のことも、”tentacle” で指すことができます。
The giant squid has eight arms and two long tentacles.
ダイオウイカは8本の腕と2本の長い触腕がある。
タコの脚の場合は、日本語の「脚」という表現に惑わされがちですが、”leg” だけではなく、”arm” や “tentacle” も普通に頻繁に使われます。
"an octopus tentacle"
「タコの脚」
なお、昆虫の触角のような節のあるもの(硬そうなもの)は “antenna” といいます。
どうでもいい余談

上の会話の続きなのですが、酔っ払ったお姉さまたちは “butt plug” なんて単語も使っていました。
いわゆる性玩具の一種で、AV系には頻繁に出て来るアイテムです。 深入りすると、ほんとに変な人になってしまうので、この手の会話が始まったら無駄に乱入、参入するのは控えたほうが良さそうです。